OCNモバイルONE(新コース)と楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VII)どちらも人気のあるMVMOですが、どっちに乗り換えようか迷っている方も多いと思います。
私も実際にこの2社の回線を利用していますがそれぞれのメリットとデメリットがあるので、乗り換えを検討している方は参考にしてもらえるとありがたいです。
回線速度の比較
OCNモバイルONEと楽天モバイルの回線速度を比較すると、私の生活圏内ではOCNモバイルONEの方が回線速度が速いことが多いです。
私が普段の生活圏内である札幌市内では両者とも回線が遅かったり繋がりにくいという場所はあまりない印象です。
但し、雑居ビルの奥などは楽天モバイルが繋がらなくてOCNモバイルONEが繋がるといったこともあります。
やはり楽天モバイルがプラチナバンドではないというのも影響していると思います。
人口カバー率の比較
OCNモバイルONEは、NTTドコモの回線を使用しているので4Gの人口カバー率は99.9%です。それに対し楽天モバイルの4Gの人口カバー率は98%ですので、OCNモバイルONEの方がより繋がりやすいといえます。
楽天も2023年中に人口カバー率99%以上を目指しているので今後に期待します。
料金体系の比較
楽天モバイルの料金体系はお得なワンプランでMVMOを初めて契約する方にはわかりやすいというメリットがあります。
しかし、使用量によってはOCNモバイルONEと比較すると料金が高くなることもあります。
料金比較表
2023年2月現在の料金の比較
楽天モバイルRakuten UN-LIMIT VIIとOCNモバイルONE音声対応SIMカードの月額料金の比較(税込)
オプションや割引等を考慮せず
キャリア/データ容量 | 500MB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 20GB超 |
楽天モバイル | → | → | 1,078円
(3GBまで) |
→ | → | 2,178円
(20GBまで) |
3,278円
(データ無制限) |
OCNモバイルONE | 550円 | 770円 | 990円 | 1,320円 | 1,760円 | – | – |
毎月のデータ使用量が10GBを超えないようだとOCNモバイルONEの方が安いです。しかし、OCNモバイルONEは10GB超えのプランがないため、毎月のデータ使用量が多い方はRakuten UN-LIMIT VIIの方がお得です。
例:月に11GBを使用した場合
例えばOCNモバイルONEの10GBのプランで1.0GBの容量追加(OCN アプリ経由)すると1,760円+550円で2,310円になるので、Rakuten UN-LIMIT VIIより価格が高くなります。
OCNモバイルONEはデータ専用プラン有り
上記の料金比較表では音声対応SIMカードで比較しましたが、OCNモバイルONEには
楽天モバイルはSMS対応SIMカードやデータ専用simカードのコースも有ります。
OCNモバイルONEで通話が必要ない方はさらに安く使用することが可能です。
通話料金の比較
OCNでんわの国内通話料が11円(税込)/30秒、OCNでんわ発信対象外の場合は20円(税込22円)/30秒(テレビ電話等除く)です。
Rakuten UN-LIMIT VIIの通話料金は30秒22円かかります。しかし、Rakuten Linkというアプリを使用した場合の国内通話が無料(0180などから始まる他社サービス等は対象外)ですので、お得に通話が可能です。
また、Rakuten Link同士ならメッセージの送受信も無料で利用可能です。
毎月のデータ使用量が少なくても通話の頻度が高い方はRakuten UN-LIMIT VIIの方が金額が安くなるということは十分に考えられます。
ユーザからの評価の比較
楽天モバイル
2022年のオリコン顧客満足度調査の「携帯キャリア」の評価項目で6冠を獲得しています。
6冠の内容としては納得の料金プラン・加入しやすさ・付帯サービスの充実・コストパフォーマンス・初期設定しやすさ・製品ラインナップです。
以上のことより大手キャリアからMVMOに乗り換える経験がない方や乗り換えが難しいと感じている方には楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIIはおすすめといえるでしょう。
OCNモバイルONE
通信回線の品質についての評価が高いです。
・MM総研のMVNOネットワーク品質調査のドコモ回線通信品質で4期連続で総合一位を獲得
・MMD研究所「2022年9月MVNOのシェア・満足度調査」の通信部門で第一位
・RBB TODAY「格安SIMアワード2022上半期」セット購入部門(総合満足度)最優秀賞
これ以外にも通信品質で1位を獲得しているので、回線速度や繋がりやすさについては他のMVMOと比較して高いといえるのではないでしょうか。
その為、MVMOで価格が安くても回線が遅かったり、繋がりにくいというのは出来るだけ避けたいという方はOCNモバイルONEがおすすめです。
サービスの比較
2023年2月1日現在
店舗申込 | esim | メールアドレス | 初期費用
(税込) |
最低利用期間 | 解約違約金 | 支払方法 | MNP転出手数料 | 節約モード | |
楽天モバイル | 楽天モバイルショップ | 対応 | 無料
(楽メール) |
契約事務手数料:無料 | 2019年10月1日以降のお申込みは無し | ← | クレジットカード決済
楽天銀行デビットカード 口座振替(手数料110円がかかる) |
無料 | 無し
(パートナー回線でデータ高速モードOFFは可能) |
OCNモバイルONE | 有
(ドコモショップ) |
非対応 | 無料
(OCNメール) |
初期手数料:3,300円※
sim発行手数料(433.4円) |
無し | 無し | クレジットカード決済 | 無料 | 可能 |
※通販や店舗でパッケージを購入の場合は初期手数料がかからず、パッケージ費用のみ
申込方法
楽天モバイルUN-LIMIT VIIもOCNモバイルONEの申込もWEBだけではなく、店舗でも契約可能ですので、MVMOだと比較的契約しやすいです。
支払方法の比較
OCNモバイルONEの支払方法はクレジットカード決済のみです。
楽天モバイルはクレジットカード決済および楽天銀行デビットカード支払いの他に口座引落も可能ですが、手数料がかかってしまうのがデメリットです。
楽天カード決済であれば支払額100円につき1円相当の楽天ポイントが貯まるので、楽天モバイルを契約するのを機会に楽天カードを作るのも一つの手です。
また、楽天モバイルの月額料金を楽天ポイントで支払うことも可能です。
光回線(インターネット)サービスとのセット割
楽天
現在楽天モバイルを契約している方は楽天ひかりUN-LIMITキャンペーンを行っており、マンションプラン(集合住宅)および、ファミリープラン(戸建)の月額基本料が1年無料です。
OCN
OCNモバイルONEを契約している方はOCN光モバイル割が適用になり、OCNモバイルONEの月額料金から220円割引(500MB/月コースを使用した月は対象外)になります。
1契約だけではなく最大5契約まで適用になるので、最大月額1,100円割引になるので、家族みんなでOCNモバイルONEに乗り換えるメリットも有ります。
回線品質ではOCNモバイルONE、料金では楽天モバイル
OCNモバイルONEはNTTドコモの回線を使用しており、NTTの完全子会社が
しかし、Rakuten UN-LIMIT VIIと比較するとデータ容量が多いプランがないため、毎月のデータ使用量が多い方にはデメリットもしくは乗り換えの選択肢から外れてしまいます。
楽天モバイルもプラチナバンド獲得へ向けて各所と交渉をしているので、プラチナバンドを獲得し、より繋がりやすくなれば一層使いやすくなり、評価も高まるでしょう。
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