楽天モバイルがRakuten UN-LIMIT VIIに移行するに伴って、0円運用が出来なくなって維持費が安いpovoに乗り換える方が多くいました。
現在楽天モバイルで契約しているユーザーはpovoに乗り換えた方が良いのでしょうか。
また、大手キャリアから乗り換える場合はpovoと楽天モバイルのどちらに乗り換えた方がいいのかを実際に2社を契約している私が回線速度などを踏まえて検証したいと思います。
基本料金およびトッピングの料金(抜粋)
3GB | 20GB | |
povo2.0 | 990円/1回
データ追加3GB(30日間) |
2,700円/1回
データ追加20GB(30日間) |
楽天モバイル
Rakuten UN-LIMIT VII |
1,078円 | 2,178円 |
データ使用量が多い場合は楽天モバイルがおすすめ
毎月のデータ使用量が6GBを超えるようだと楽天モバイルの方がおすすめです。
例えば7GB弱使用した場合はpovo2.0の場合、990円/1回のデータ追加3GB(30日間)のデータトッピングを2回、390円/1回データ追加1GB(7日間)をトッピングすると合計で2,370円です。
対して楽天モバイルは3GBから20GBまでの料金が2,178円ですので、192円の価格差です。
さらにデータ使用量が増えるとこの価格差が大きくなります。ですので、データを毎月ある程度使用するのであれば楽天モバイルがお得です。
povoは最低維持費が安い
povoは何もデータをトッピングしなければ料金がかかりません。
また、povoのメリットとしては使いたい分だけトッピングをすることが可能ですので、ほとんどデーターを使わない月があるといった方にはメリットです。
上記以外にもpovoにはデータ追加60GB(90日間)/1回が6,490円といったトッピングもあるので、使用頻度などによって都度トッピングが可能です。
povoにはデメリットもある
但し、povoはトッピングをしなければ料金がかからないということがメリットですが、180日以上データトッピングをしなかった場合は自動解約になってしまうなどのデメリットがあります。
また、データトッピングの容量や期間が過ぎた場合は都度トッピングをしなければならないという煩わしさもあります。
そこまで手間とはいえませんが、私は毎回面倒だと感じています。
通話料金の比較
povo2.0もRakuten UN-LIMIT VIIも30秒あたり22円の通話料金ですので比較しても差はありません。
通話オプションやトッピング
povo2.0
・5分以内通話かけ放題が月550円
・通話かけ放題が1,650円
楽天モバイル
・15分(標準)通話かけ放題が月1,100円(3ヶ月無料)
楽天リンクで国内通話が無料
povo2.0には通話かけ放題のトッピングがありますが、楽天モバイルには通話かけ放題のオプションが有りません。
しかし、楽天モバイルはデータ無制限ということが大きなメリットとして取り上げられることが多いですが、Rakuten Linkアプリを使用した場合の国内通話が無料(0570などのサービス除く)で使用できることもメリットです。
国内電話の発信が多い方は楽天モバイルがおすすめです。
回線速度の比較
私の使用環境で使用した回線速度で比較します。
使用環境によって異なるので参考程度にお願いします。
場所は北海道札幌市
日付 | 曜日 | 時間 | povo2.0の 回線速度ダウンロード/アップロード |
Rakuten UN-LIMIT VII の回線速度ダウンロード/アップロード |
住所 | 環境 |
2023/2/26 | 日 | 12:31 | 36.63Mbps/21.78Mbps | 33.00Mbps/23.76Mbps | 札幌市白石区菊水2条2丁目 | 市営地下鉄東西線菊水駅入り口(外) |
↑ | ↑ | 12:05 | 29.52Mbps/23.15Mbps | 52.70Mbps/42.07Mbps | 札幌市白石区菊水6条1丁目 | 1F建物内 |
↑ | ↑ | 11:45 | 33.72Mbps/22.42Mbps | 47.00Mbps/22.92Mbps | 地下鉄東西線大通駅内 | |
2023/02/25 | 土 | 18:31 | 20.31Mbps/13.11Mbps | 20.02Mbps/16.11Mbps | 札幌市中央区南4条西3丁目 | すすきの交差点近く(外) |
↑ | ↑ | 13:58 | 6.67Mbps/7.88Mbps | 7.57Mbps/7.56Mbps | 札幌市中央区南4条西3丁目 | 3Fビル内 |
2023/02/23 | 祝 | 13:21 | 39.18Mbps/15.11Mbps | 25.18Mbps/25.61Mbps | 札幌市北区北24条西4丁目 | 2Fビル内 |
私の予想に反して楽天モバイルはプラチナバンドではない為、全く繋がらない場所もあるのかなとは思いましたが、今回調査した限りではありませんでした。
また、ビル内などでも楽天モバイルの方が回線速度が速いところがありました。
サービスやオプションの比較
事務手数料
(税込) |
窓口での契約 | 5G | メールアドレス | 支払方法 | eSIM | |
povo2.0 | 無料
同一名義で6回線以降は3,300円/回線 過去1年以内に、解約、キャンセルした回線も含む。 |
不可 | 利用可能 | 付与されない | クレジットカーのみ
(家族のカード可) |
対応 |
楽天モバイル
Rakuten UN-LIMIT VII |
無料 | 可能 | 利用可能 | 無料(楽メール) | クレジットカード・デビットカード(楽天のみ)
口座振替(手数料が発生) |
対応 |
povoと楽天モバイルどっちを契約したほうが良いのか
povoをおすすめする方
・SMSの受信や電話の受信が殆どな方
・高い回線品質(プラチナバンド)を求める方
・サブで電話回線が欲しい方
楽天モバイルをおすすめする方
・オンラインでの手続きが出来ない方や不安がある方
・国内通話の発信が多い方
・毎月のデータ使用量が多い方
povoと楽天モバイルを契約している私のレビュー
私の使用環境では特にpovoでも楽天モバイルでも大きな不満は感じられないです。上記のように回線速度を見ても私の使用環境だと繋がらないところがあまりない印象です。
回線の遅い場所や時間があれば報告したいと思います。
通話も少しするのでRakuten Linkアプリの通話料無料が大きい
国内の通話発信も多くはありませんが、週に1回(だいたい5分×5回くらい)くらいするので、Rakuten Linkアプリでの通話料無料は非常に嬉しいです。
楽天の他のサービスでお得になっている
私は楽天モバイル以外にも楽天市場や楽天ふるさと納税での商品の購入や、楽天証券も使用しているのでメリットが大きいと感じています。
楽天モバイルを契約していると楽天市場のポイント最大+3%になるので、お得になっています。
povoの契約は不要だったのか
私の使用環境だと楽天モバイルだけでpovoは不要だと感じてしまう方もいるかも知れませんが、povoはサブ回線としてのメリットが大きいので乗り換えや解約はしていません。
povo2.0は維持費がほとんどかからずに電話回線も維持できますし、他社と比較するとトッピングの料金が安いです。
例えばocnモバイルoneで1GBのデータを追加すると550円(OCN アプリ経由)かかります。
しかし、povoのデータトッピングはそれと比較すると安い(データ追加1GB(7日間)が390円/1回やデータ追加3GB(30日間)が990円/1回)ので、今月もう少しデータを使用したいと行った場合や、出張などでテザリングを使用したいといった場合にデータを追加する際に役に立っています。
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